政治家 石橋湛山
見識ある「アマチュア」の信念
中公選書
鈴村裕輔
2023年9月7日
中央公論新社
2,200円(税込)
人文・思想・社会
「青っちょろい議論をしておった」-戦前日本を代表する自由主義者・言論人だった石橋湛山は、戦後、活動の場を政界に移し、こう述懐した。大蔵大臣、通産大臣などを歴任し、一九五六年には自民党総裁に当選、首相となるも、病のため、六五日で辞任。六三年の政界引退まで日中国交正常化などに力を尽くしたが、評価されてきたとは言い難い。石橋は、自らの政治理念を現実政治のなかで実現できたのか。没後五〇年、その真価を問う。
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