ディ-判事四季屏風殺人事件

中公文庫

ロベルト・ハンス・ファン・ヒュ-リック / 松平いを子

1999年5月11日

中央公論新社

691円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

舞台は唐王朝、山東省内の仮構の都市ウェイピン。俊英の高級官僚ディー判事とは、のちに武則天時代の大宰相としてその名を謳われた狄仁傑-。ディー判事は身元を秘した旅の途中、ウェイピンの旅舎に宿をとった。彼の前に現われる当地の県知事、富裕な銀行家、美しい未亡人、不良少年、娼婦、そして殺人事件。朱の漆を刻んだ四季屏風の図柄をめぐる謎を軸に、錯綜する推理は展開する…。優れた東洋学者にして外交官でもあったファン・フーリックが生んだ文武両道の名探偵、ディー判事登場。

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