余白の愛

中公文庫

小川洋子(小説家)

2004年6月30日

中央公論新社

748円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

耳を病んだわたしの前にある日現れた速記者Y。その特別な指に惹かれたわたしが彼に求めたものは…。記憶の世界と現実の危ういはざまを行き来する。幻想的でロマンティックな長篇。瑞々しさと完成された美をあわせ持つ初期の傑作。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2024年07月31日

余分な脂や血液はすべて氷に吸い取られ、残っているのは、しなやかな足、若々しい爪、ピンと立った耳、利発そうな目、可愛らしい斑点模様、そういう選ばれた部分だけです。それらは汚されることなく、閉じた氷の中に存在し続けます。

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