春の戴冠(2)
中公文庫
辻邦生
2008年6月25日
中央公論新社
1,047円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
限りある生を惜しみ、その“永遠の姿”を地上にとどめようと描き続けるボッティチェルリだが、あるがままに描くという時代の流行との差異に苦悩する日々が続いていた。そんなある日、ジュリアーノ・デ・メディチの禁じられた恋人、美しきシモネッタに捧げられた壮麗な騎馬祭がフィオレンツァ全市を挙げて催される。
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古今東西の本棚
(無題)
1473年から1477年頃のメディチ家 の興亡とイタリアの画家ボッティチェリのプリマヴェーラ 完成が描かれています(モデルのシモネッタ が亡くなったのが1476年ですので、本書の時間軸がいつなのか定かではありません)。 本書第二巻は、本当に読みにくかった。プラトンのイデア論(全ての事象には根源的なイデアがあり現世で見えるのはイデアの陰に過ぎない。)が延々と語られており、入院中点滴しているのもあってか強烈な眠気を誘いました。
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