人質の朗読会

中公文庫

小川洋子(小説家)

2014年2月28日

中央公論新社

607円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いたー慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

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小川洋子「人質の朗読会」

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1
2019年12月14日

みんなのレビュー (1)

ばらたん

盛り上がりのある本ではない

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3.3 2019年01月14日

タイトルに惹かれて購入。 全体を通して、少し薄暗く、ひっそりと静かな印象。 何気ない普段を切り取った話にも関わらず、それぞれの物語は朗読者本人にとって、とても素敵で、大切で、特別な物語だと言うことが伝わってくる。 これらの物語は、人質となり、“じっと考えること、耳を澄ませること(P12)”を経て、ただの経験から、特別な物語になったのかも知れないな、と感じた。 ■良い点 文章がとても綺麗で、読んでいて心地よい。 中でも「槍投げの青年」は、青年の姿、それを見ている“私”の姿が、ありありと目に浮かぶ、細かな描写が良かった。(この章は、特に没頭して読んでいた。) ■悪い点 全体を通してドラマティックな展開はなく、それぞれの物語につながりはないので、話としては退屈。

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