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死香探偵
尊き死たちは気高く香る
中公文庫
喜多 喜久
2018年1月23日
中央公論新社
704円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり!?
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あじこ
そこはかとなく漂うブロマンス。 イケメンセレブ准教授と助手の僕(小さくてかわいい女顔で目が大きい、女性アイドルに似ている?!)のコンビです。 主人公の僕が、死臭(作中では死香)を食べ物の匂いに感じてしまうのと、匂いから推理したり、だんだん食べられない食材が増えていく様子が可哀想であり、可愛くもあり…。 所謂探偵である准教授のマイペース加減と無駄を省く科学者然としたところや、僕を割と優先するところは、面白い。 キャラクターがたってました。 推理の方も納得できる落ちのつく短編集で、文章も詠みやすい。
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