盆土産と十七の短篇

中公文庫 み5-2

三浦 哲郎

2020年6月24日

中央公論新社

946円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

えびフライは、口のなかに入れると、しゃおっ、というような音を立てたーー。 東京へ出稼ぎに行った父が、えびフライを携えて帰る「盆土産」ほか、 「金色の朝」「春は夜汽車の窓から」「とんかつ」など、 中学・高校の国語教科書で親しまれた名作を中心に編んだ、文庫オリジナル短篇集。 川端康成文学賞受賞作「じねんじょ」を収録。 自作について綴った随筆三篇を付す。〈巻末エッセイ〉阿部 昭 【目次】 盆土産 金色の朝 おふくろの消息 私の木刀綺譚 猫背の小指 ジャスミンと恋文 汁粉に酔うの記 方言について 春は夜汽車の窓から おおるり 石段 睡蓮 星夜 ロボット 鳥寄せ メリー・ゴー・ラウンド とんかつ じねんじょ   〇 〈自作について〉 「盆土産」のこと 「金色の朝」のこと 一尾の鮎   〇 〈巻末エッセイ〉 仕事場の住人 阿部昭

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