地中海帝国の片影

フランス領アルジェリアの19世紀

工藤晶人

2013年3月25日

東京大学出版会

8,580円(税込)

人文・思想・社会

19世紀地中海世界における「ヨーロッパ」と「非ヨーロッパ」の交流と軋轢を描き出し,フランスが北アフリカに及ぼした影響から浮かびあがる「帝国」に迫る.政治・経済史的な時代区分による歴史を越えて,思想・制度・地理における複数の時間軸から描き出す新たな近代史像. 序論 北からのまなざし 南からのまなざし 第I部 一九世紀のアルジェリア人とは何か 第1章 近世アルジェリアと地中海 第2章 征服とネーション 第3章 市民と「臣民」 第II部 東洋学者の懐疑──アルジェリア・ムスリム法と土地問題 第4章 学知集積の地としてのアルジェリア 第5章 東洋学の主流と傍流 第6章 法域と法学 第7章 土地制度の立法 第8章 土地権と法解釈 第III部 支配の地域史ーー一九世紀後半オラン地方の都市と農村 第9章 同化主義と地方行政  第10章 都市空間のヨーロッパ性  第11章 空白の土地台帳 第12章 折り重なる領域 終章 アルジェリアの「短い一九世紀」

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