邪馬台国が見える!
吉野ケ里と卑弥呼の時代
日本放送協会
1989年9月1日
日本放送出版協会
1,922円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
佐賀県神崎・三田川両町で発掘された吉野ケ里遺跡は、弥生時代の環濠集落だった。深さ2メートル、幅4〜5メートルの大環濠、物見やぐらをもつ集落の構造は、「魏志倭人伝」に記された邪馬台国の有様を彷沸とさせる遺跡として、古代史ファンの熱い注目をあつめた。墳丘墓から出土した有柄銅剣やガラスの管玉のルーツは東アジアか?青銅器の鋳型の数々は“日本最古のテクノポリス=工房跡”を示すのか?甕棺墓の首のない人骨は「倭国大乱」を裏づけるのか?はたして邪馬台国は九州北部にあったのか、畿内大和にあったのか。本書、NHKが総力を結集して古代史スペシャルを骨子に、さらに第一線の考古学・古代学者を糾合して、百論いでて、いよいよ帰着するところを知らない邪馬台国問題に迫る、スリリングな一書。
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