夜に生きる

Hayakawa pocket mystery books

デニス・レヘイン / 加賀山卓朗

2013年3月31日

早川書房

1,980円(税込)

小説・エッセイ / 新書

禁酒法時代末期のボストン。市警幹部の息子ながら、今はギャングの手下になっていたジョーは、強盗に入った賭博場でエマと出会う。二人はたちまち恋に落ちるが、彼女は対立組織のボスの情婦だった。やがて起きる抗争。その渦中、エマに惚れていたがためにジョーの運命は大きく狂っていった…街の無法者から刑務所の囚人へ、そしてそこから再びのし上がらんとする若者を待つ運命とは?激動の時代を腕一本で乗り切ろうとするギャングたちの生きざま。『ミスティック・リバー』の巨匠がアメリカ裏面史を描く大作。本年度アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞候補作。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

面白かった! 禁酒法末期のボストンが舞台。警察幹部の息子でありながらギャングの手下になった男が主人公。 対立組織のボスの愛人と愛しあってしまって運命が狂いだし、収監~出所後、再度暗黒街でのし上がっていく過程が描かれています。 前半50pくらい読んで、以前読んだ「運命の日」の続編だということに気がついたのですが...暗黒街でのし上がっていく若者の話って小説でも映画でもけっこうあったと思うし、ありふれた話、といってしまえばそれまでだけどぐいぐい読ませる力は半端では無いですね。あとがきを読むと三部作とのことなので次作が早くも楽しみです。

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