ジャック・リッチーのあの手この手

Hayakawa pocket mystery books

ジャック・リッチー / 小鷹信光

2013年11月8日

早川書房

1,870円(税込)

小説・エッセイ / 新書

撲殺体の額には、口紅でAの文字が書かれていた。さらに額にBの文字のある死体が…(「ABCの連続殺人事件」)。大学で二人の天才学生が同部屋になる。一方は13歳、一方は57歳。少年は最近、年長者を殺害したがり始めた(「学問の道」)。いま飛び降り自殺をしようとする男が自分の駄目さを嘆く、が、説得する刑事自身が自分の駄目ぶりを話し出す(「下ですか?」)。巧みな展開と伏線、おとぼけなユーモアセンス、してやられたと感嘆する結末が待ち受ける!-あらゆる手段を用いた絶品23篇収録のオリジナル短篇集。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

図書館で適当に手にとってみましたがこれが当たり!基本的にはミステリ作家なんですが、どうだろうショート・ショートというジャンルになるのかな。 ちょっと小粋な感じの短篇集。 例えば「下ですか?」という作品。飛び降り自殺の説得にきた刑事が自分の冴えない人生を語りだして...「俺は三部屋のアパートに住んでる、しかも大家は女房のおふくろときてる」といった具合。 一世代前の作家だけどもこの時代を感じさせないところも見事。面白かった!

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