凍てつく街角

ハヤカワ・ミステリ

ミケール・カッツ・クレフェルト / 長谷川 圭

2017年2月9日

早川書房

1,870円(税込)

小説・エッセイ / 新書

恋人を残酷な事件で失い、後悔と自責の念のなかで生きる刑事ラウ ン。彼を自暴自棄な酒浸りの生活から引きずり出したのは、友人の 依頼だった。失踪中の若い女性を探すことになったラウンは、しぶ しぶコペンハーゲンの裏社会を訪ね歩くが……。注目の警察小説!

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

2

未読

1

読書中

0

既読

9

未指定

7

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

彼の地ではなかなかの人気シリーズだそうでこれが第1作とのこと。ある事件がきっかけで休職中の刑事、酒びたりになってる彼の元に行きつけの飲み屋の親父が行方不明になっている知り合いの娘の行方を捜してくれ、と言ってくる。全く乗り気では無かったがリトアニア移民の母親に無理やり引き合わされ、情にほだされて引き受けたところ大きな犯罪組織の存在に気がついて…という話。驚いたのはなんというか「ありきたりを恐れない」というところで主人公が酒浸りになった理由も行方不明の娘が辿る生き地獄のような運命も並行して語られる猟奇連続殺人のストーリーも言ってみたらありきたり、全く予想を裏切られないところがかえって清々しくすらあった。主人公よりも酒場の主人はじめ脇役が魅力的だったしシリーズものとしてはかなり楽しみ。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください