
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
ハヤカワ文庫
フィリップ・キンドレッド・ディック / 浅倉久志
2011年6月30日
早川書房
990円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
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抜群のスピード感と心理戦
starstarstarstar 4.2 2023年10月18日
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世界が放射能で包まれ、虫や動物を含む人間以外のほとかの生物が死滅した未来。生きた動物は非常に高価であり、生き物を飼うことはステータスのひとつであった。 警察組織のひとつで賞金稼ぎのリック・デッカードは本物の動物を手に入れる為、高額な懸賞金がかけられたアンドロイドを破壊する。映画「ブレードランナー」原作。 サイバーパンクSFの元祖。濡れたアスファルトにネオンが反射する荒廃した街は妖しく、美しい。 スピード感があり、心理戦がゾクゾクする。なぜアンドロイドを破壊しなければいけないのか、自分自身もアンドロイドではないのか。そんな想いが交錯する。 「どこへ行こうと、人間はまちがったことをするめぐり合わせになる。それが…おのれの本質にもとる行為をいやいやさせられるのが人生の基本条件じゃ」 ーp234 カッコいい文章ですね。
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keit
ブレードランナーの原作
人間とは、という単純な定義を未来のアンドロイドと人間が共存する世界で定義し悩む。感情移入というキーワードが人間たる所以であることに違和感はなく、アンドロイドに感情移入するのが当然であると感じた。 単純なSFではなく、ある意味人間味の強い作品だった。 映画ブレードランナーの原作と知らずに読んでおり、映画はどのような作品になっているのかぜひ読んで見ようと思った。
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