ゴルゴン
幻獣夜話
ハヤカワ文庫
タニス・リー / 木村由利子
1996年2月29日
早川書房
792円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ギリシアの海に浮かぶ緑したたる孤島には、見る者を石に変える伝説の妖女ゴルゴンが住むと人はいう。その噂に魅せられて、真偽を確かめるために島に渡った若き作家が出会ったものは…。世界幻想文学大賞に輝いた表題作「ゴルゴン」をはじめ、人狼、ユニコーン、猫、海豹、ドラゴンなど、さまざまな幻獣たちをテーマに、ファンタジイ界の女王リーが奔放な想像力と千変万化の語り口で織り上げる、めくるめく幻想短篇集。
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(無題)
幻獣あるいは現実に存在する獣をモチーフとした短篇集。全体に幻想文学寄り(現実世界で超自然的な異様な出来事が起きる)だが、中にはSF的なものもあればファンタジー風のものもある。どれも秀作ぞろいとはいえ、やはりファンタジー風の作がタニス・リーのイメージに最も良く適っているように思う。そして、文章は毎度ながら絢爛豪華で美麗。譬えが異様にうつくしい。 「狩猟、あるいは死――ユニコーン」、「猿のよろめき」、「白の王妃」が秀逸。ユニコーンは決して手に入らぬ理想ないしは幻想の隠喩・アレゴリーという気がする。
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