百億の昼と千億の夜

ハヤカワ文庫JA

光瀬 龍

2010年4月9日

早川書房

990円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

西方の辺境の村にて「アトランティス王国滅亡の原因はこの世の外にある」と知らされた哲学者プラトンは、いまだ一度も感じたことのなかった不思議な緊張と不安を覚えた…プラトン、悉達多、ナザレのイエス、そして阿修羅王は、世界が創世から滅亡へと向かう、万物の流転と悠久の時の流れの中でいかなる役割を果たしたのか?-壮大な時空間を舞台に、この宇宙を統べる「神」を追い求めた日本SFの金字塔。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(5

starstarstar
star
3.88

読みたい

15

未読

6

読書中

1

既読

30

未指定

65

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

古今東西の本棚

オカルトブーム時代の名作

starstarstar
star
3.3 2022年03月13日

1980年代の名作SFで、1990年代には漫画化もされています。作者は1999年7月に亡くなった光瀬龍です。1990年代は空前のオカルトブームと言われていて、こちらも故人ですが萩野真の漫画孔雀王がヒットした時代でもあります。作品はかなり難解で、「シ」と言う神を巡り、幾千の時代を旅する壮大なSFとなっています。光瀬龍の亡くなった1999年7月といえばノストラダムスの大予言があった有名な月で、この予言が外れたことでオカルトブームが終焉を迎えたのでしょうか?因果を感じます。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください