戦場の掟
ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫
スティーヴ・ファイナル / 伏見威蕃
2015年9月30日
早川書房
990円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
イラク戦争で急成長を遂げた民間軍事(警備)会社。その一員となった人々は、現代の傭兵として、戦場で要人の警護、物資輸送の護衛などの任務に就く。正規軍の代役となる彼らの需要はきわめて多く、報酬も破格。しかし、常に死と隣り合わせで、死亡しても公式に戦死者と認められない。法律に規制されない血まみれのビジネスの驚くべき実態と、新しい形の傭兵たちの過酷な現実。ピュリッツァー賞を受賞した記者が放つ衝撃作。
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toruo
(無題)
ピューリッツァー賞をとった民間軍事会社についてのノンフィクション。 邦題が良くなくて原題の「Big Boy Rules」方が内容を現している。 家族の不幸、身内のトラブル、結婚 破綻などなどからイラク取材を志した筆者がみたものは民間軍事会社の無法な振る舞い。 それもそのはずでイラクにおいて彼らを規制する法はそもそも無かった、ということに驚く。 元軍人というより食い詰めたアウトローや社会病質者が殆どを占める民間軍事会社の実態は明らかにマッドマックス世界近い。 元空挺部隊で民間軍事会社に入ってイラクで行方不明なった若者を軸にストーリーも組み立てられて読み飽きない。 そして日本も既にこういう世界とは無縁で無くなってしなったということに考えさせられる。 それにしてもピーク時、米兵3万に対し民間軍事会社員が19万とは…現代の戦争は中世ヨーロッパの傭兵制度に戻ったかのようだ。
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