七百年の薔薇(上)

Hayakawa novels

ルーイス・ガネット / 山田順子(翻訳家)

1995年4月30日

早川書房

2,136円(税込)

小説・エッセイ

両親が離婚し、母親と暮らすトランス少年のもとに、父親であるマルコム・スプーア男爵から一通の手紙が届いた。それによれば、スプーア一族には十字軍の時代に端を発する七百年にわたる呪われた歴史があり、すべての男子が五十歳前に狂気に陥り、暴力的な死を遂げているという。自分も最近奇妙な夢を見て狂気と死を予感したので、しばらくの間でも息子と一緒に暮らし、爵位と財産を譲りたいというのだ。父親の正気を疑いながらも、トランスはボストン近郊の岬に男爵が購入した広大な屋敷を訪れる。そこで彼を待ち受けていたのは、十二匹の獰猛な大型犬と、地下室にあふれるセピア色の薔薇、そして至るところにひそかに仕掛けられた監視カメラだった…。伝奇と耽美を横糸に、不老不死と超能力を縦糸に、新感覚で織り上げる現代のゴシック・スリラー。

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