さよならを告げた夜

マイクル・コリータ / 越前敏弥

2006年8月15日

早川書房

2,200円(税込)

小説・エッセイ

探偵事務所の経営者ウェイン・ウェストンの死体が発見された。彼の美しい妻と六歳になる娘は行方不明だ。警察はウェインが自ら頭を撃ち抜いたと推定するが、彼の父ジョンには信じられない。「息子のことはよくわかっている。あいつは自殺などしないし、ぜったいに家族に危害を加えてもいない」元警官の探偵リンカーン・ペリーは、ジョンの熱意にほだされて真相究明を約束した。ペリーと相棒のジョーが調査を進めると、事件の背後には巨大な力が存在することが次第に明らかにーFBI、クリーヴランドの大富豪、そして特殊部隊出身の兇悪なロシア系マフィアたち。ウェインはいったい何の調査にかかわっていたのか?妻と娘は生きているのか?やがて、調査を進めるペリーたちの身辺にも不穏な空気が流れだすー。弱冠21歳の衝撃的な筆力でクールな凄腕探偵コンビの活躍を描く驚異のデビュー作。アメリカ私立探偵作家クラブ新人コンテスト第一席受賞作。

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