ヴコドラク

ハヤカワSFシリ-ズ

岡田剛

2009年7月25日

早川書房

1,870円(税込)

小説・エッセイ

中国と台湾の政治緩衝地帯として、また国際貿易の中継点として建造された人工島『新台湾』は、アジアの金融センターの地位を占め繁栄している。新台湾において非公式の存在である中国公安支局は、新台湾の経済安全保障に関わる猟奇殺人事件を追っていた。焼け残った遺体は、首を切断され股の間に置かれるという凄惨なものであり、現場付近では正体不明の銀色の動物を目撃したという証言もあった。事件当時、現場周辺にいたため勾留されたスロヴェニア出身の青年ロビン・スレイマンの事情聴取を進めていた女性局員・耶恵雨は、青年の瞳に自分と同じ黄色の輝きを見る。彼が釈放された翌日、新たに数人が惨殺される事件が発覚、現場には黒人の右手が残されていた-。聖なる異形者の血と暴力と祈りの物語。俊英が描く、傑作近未来バイオレンス伝奇SF。

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