レス
アンドリュー・ショーン・グリア / 上岡 伸雄
2019年8月20日
早川書房
2,860円(税込)
小説・エッセイ
50歳の誕生日目前の売れない作家アーサー・レス。彼のもとに、9年間付き合った元恋人の結婚式への招待状が届く。レスは思う。どうやったら式から逃れられる?出席を断る口実に、レスは世界中の文学イベントを回る旅に出かけることを思いつく。ニューヨーク、ベルリン、パリ、モロッコ、そして京都へ。様々な出会いがありながらも、レスが思い出すのは元恋人のことばかり…。“ニューヨーク・タイムズ”“ワシントン・ポスト”“サンフランシスコ・クロニクル”各紙の年間ベストブックに選出された感動のラブストーリー。ピュリッツァー賞(文学部門)受賞作!
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toruo
(無題)
ピュリッツァーの文学部門受賞作ということで手にとってみたのだけど…これはどうなんだろう。いまいちパッとしない作家の主人公〜ちなみにタイトルは主人公の名字〜はゲイで長年付き合った男性と別れたばかり。その別れた相手から結婚式に招待され、出席したくないばかりに海外での仕事を片っ端から引き受けてしまう。そしてニューヨーク、ベルリン、パリ、モロッコ、京都、と世界を駆け巡るのだが、という話。元々、世界的な大詩人と付き合ってその男の影響で小説を書き出した主人公なのだがお世辞にも身持ちが固かったとも言い難く、そのくせウジウジと別れた男のことを考え続けて…という展開。軽妙な会話や興味深いエピソードで読んでいて楽しくないということはないのだけれど、ピュリッツァー受賞作ということで勝手に想像していた重厚さや深淵な感じはなくて肩すかしを食らったというのが正直なところ。先入観なく少し笑えるような軽妙な小説を読みたい、ということであればおすすめの作品と言えるかも。
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