一刀斎夢録 下

浅田 次郎

2011年1月11日

文藝春秋

1,760円(税込)

小説・エッセイ

悪鬼の所業と言わば言え。土方の遺影を託された少年隊士と斎藤。二人の縁は慟哭の結末へ。浅田版新選組の真骨頂。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(6

starstarstar
star
3.95

読みたい

1

未読

4

読書中

1

既読

27

未指定

36

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年11月20日

下巻は前半が箱館戦争の終結までを、後半が西南戦争の顛末を語るという感じ。結末についてはやっぱりそうくるか、と思いました。上巻に引き続き、「千夜一夜」もかくやとばかりの入れ子物語だが、この形式については好き嫌いが分かれるような気がする。一刀斎の話はともかく、その話のなかで誰かが語りだすとちょっと変な感じがしてしまう。千夜一夜を引き合いに出したように、かなり古い物語形式ですので……。そして、梶原の話がやけに中途半端に終わってしまったという感も。というわけで☆一つ減。

全部を表示

あめさと

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年07月10日

下巻は前半が箱館戦争の終結までを、後半が西南戦争の顛末を語るという感じ。結末についてはやっぱりそうくるか、と思いました。上巻に引き続き、「千夜一夜」もかくやとばかりの入れ子物語だが、この形式については好き嫌いが分かれるような気がする。一刀斎の話はともかく、その話のなかで誰かが語りだすとちょっと変な感じがしてしまう。千夜一夜を引き合いに出したように、かなり古い物語形式ですので……。そして、梶原の話がやけに中途半端に終わってしまったという感も。というわけで☆一つ減。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar
star
3.7 2018年01月29日

ベストセラー作家浅田次郎の最新作である。浅田の小説は大概読んでいるが、一番好きなのがピカレンス。次が時代小説である。新撰組ものの他の二作を思い浮かべながら読み進めると、登場人物の関連性などがはっきりと見えてくる。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください