女を観る歌舞伎
酒井 順子
2014年5月28日
文藝春秋
1,540円(税込)
エンタメ・ゲーム
初めての男が忘れられず、遊女に身を落とすお姫様「桜姫東文章」。主君の子を守るために、息子を身代わりにする乳母「伽羅先代萩」。ほかの男に嫁ぐくらいなら死を選ぶ深窓の令嬢「妹背山婦女庭訓」。親のために吉原に身を売ろうとする町娘「文七元結」。突き抜けた愛、燃え盛る恨み、常軌を逸した忠誠心ー歌舞伎の女は、みんな必死。
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さやか
歌舞伎の常識と現代価値観の相違
今歌舞伎がマイブームで本屋で見かけつい、買ってしまいました。著者の方の意見がはっきりされていて少し理解できない考え方もありましたが、興味深い話も多く、歌舞伎初心者の私でも分かりやすく楽しく読めました。歌舞伎の中での女性像とはということを現代女性の感覚で語っていて、著者の登場人物への突っ込みについ笑ってしまいました。
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