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永い言い訳
西川 美和
2015年2月25日
文藝春秋
1,760円(税込)
小説・エッセイ
長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。
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言い訳には、時間がかかる
starstarstarstar 4.8 2020年08月17日
star
『ゆれる』や『夢売るふたり』など、西川美和監督の作品は大好きなので、もちろんこの作品の映画版も既に拝見していました。
本木雅弘さんのじわりとした演技がとても心地よく、竹原ピストルさんが演じた陽一が、荒々しく獣のようで印象的だったのを覚えています。
単なる映画のノベライズ版かな、とそんなに期待せず手に取ったのですが、期待は見事に、本当に見事に裏切られました。
津村啓こと衣笠幸夫を中心としながらも、転々と視点を変えて表現していくことで、人物の一つの側面だけではなく、多面的に表現することを可能にしてますし、
時には文体も変えることによって、独特のテンポ感が生まれているように思います。
作品全体を読み終わったあと、タイトルについて考えるのが読書家としての醍醐味の一つでしょう。
出来れば読んで体感して欲しいですが、
「長い」ではなく「永い」としたところに、作者と作中の主人公衣笠幸夫の思いが溢れていると思いました。
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みずたま
(無題)
読み終わった後ホッとした。読んでる最中、ラストが悲惨だったら立ち直れないなと思った。幸夫くんはとてもまともな人だったね。初めて読む作家さんだったけど、会話や話のリズムがとても好み、他の作品も読んでみよう。でも泣き疲れたので、次は少し明るい話が良いな。
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