
羊と鋼の森
宮下 奈都
2015年9月11日
文藝春秋
1,650円(税込)
小説・エッセイ
ゆるされている。世界と調和している。 それがどんなに素晴らしいことか。 言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。 「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」 ピアノの調律に魅せられた一人の青年。 彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
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調律師という仕事の奥深さを感じられる本
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(無題)
「羊と鋼の森」と聞いてピアノや調律師を思い浮かべる人はまずいないだろう。ピアノは、鋼でできたピアノ線を羊毛から作ったフエルトで覆ったハンマーで叩いて音を出す楽器であるから、説明を聞けばある程度の納得は得られる。ところが、ピアノという楽器が奏でる音に、森の匂いを感じる感性は極めて希と言わざるを得ない。本編の主人公・外村は調律師・板鳥のピアノの音を聴いて森の匂いを思い起こしたのだった。なぜピアノの音と森の匂いが結びつくのか?。板鳥のピアノの音は、外村に森の中で自然を友として遊びまわっていた時の気分を呼び覚ましたからであった。それは、一言で言えば「自由」と呼ばれるものであった。こうして外村の調律師を目指す人生が開始された。
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