賢者の石、売ります

朱野 帰子

2016年11月22日

文藝春秋

1,760円(税込)

小説・エッセイ

「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は廃止すべきです」。大手電器メーカーに勤める科学マニアの羽嶋賢児は、自社の目玉製品にダメ出しをするというタブーを犯し、最も行きたくなかった商品企画部に異動になる。心から科学を愛する賢児は、似非科学的な効果を宣伝して売り上げを伸ばそうとする美容家電商品を許せなかったのだ。だが正論を振りかざす彼は、鼻つまみ者扱いに。まっすぐすぎる科学愛は、美容家電を変えることができるのか!?

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まる

好きの反対は嫌いじゃなくて無関心。

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4.2 2021年08月24日

賢児くんは優しい。すごく家族を大事にしてると思う。無関心だったらとっくに家を出ていって関わらない様にしていたと思う。でもそれをしなかったのは、家族が大事で、守りたいんだろうなと思いました。 ただやり方が自分主体だから、自分も家族や友達も苦しくなっちゃったんでしょうね。 これからは皆とわかり会えると良いなぁ。桜川さんと仲良くなれたら、人生がきっと充実するんだろうな。 ストレスすごくてなかなか読み進められなかったけど、賢児くんの心が切り替わって気分よく読み終われました。

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