
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
鈴木 忠平
2021年9月24日
文藝春秋
2,090円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
なぜ 語らないのか。 なぜ 俯いて歩くのか。 なぜ いつも独りなのか。 そしてなぜ 嫌われるのかーー。 中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。 「週刊文春」連載時より大反響の傑作ノンフィクション、遂に書籍化!
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toruo
(無題)
特段野球が好きなわけでも中日のファンなわけでもないのだけれどなんとなくタイトルが気になって。8年間ドラゴンズを率いて毎シーズンAクラス、日本シリーズには五度進出し内一回は日本一という押しも押されぬ成績を出した落合さんだけど確かに良く叩かれてたという記憶が野球にそんなに興味のない自分にもあるほどだ。日本代表に選手を出さなかったり、ノーヒットノーラン寸前の投手を交代させたり、ベテランを容赦なく切ったり不可解とも思える守備位置交代を強いたり、それでいてマスコミにはほとんど説明をしないということで好き放題に叩かれていたのだと思う。作者は元々スポーツ新聞の記者だけどエースには程遠く埋草みたいな記事を書いていたのだけど落合さんのことをなんとか理解しようと努力を続けた結果これほどの作品をものにした。落合さんが選手たちに求めたのはプロであれ、ということで戦術的には守りを固めて点をやらない野球に徹するということかな、と思う。その意味では具体的な指示を出さずともライターまでも一流のプロにしてしまったんだな、と思わさせられた。野球にそんなに興味のない自分でもこんなに面白かったのだから野球好きが読んだらたまらないでしょうね。面白かった。おすすめです。
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