現代筆跡学序論

文春新書

魚住和晃

2001年1月31日

文藝春秋

759円(税込)

ホビー・スポーツ・美術 / 美容・暮らし・健康・料理 / 新書

書かれた文字から、書き手の人柄や書いた時の状態まで連想してしまうーそんな経験は誰もがあるだろう。機械による字とは異なり、手で書かれた文字は、単なる意味以上の何かを伝えてしまうのだ。しかし、本当に筆跡は人間性を表わすのか、書き手の時代やお国ぶりまで判るのか、筆跡は偽装できるのか、手筋は遺伝するのか、きれいな字を書くには、等々、「書く」ことをめぐる根本的な問いに、自由な考察を加え、「筆跡学」なる新しい学問を提唱する。

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