エシュロンと情報戦争

文春新書

鍛冶俊樹

2002年2月28日

文藝春秋

759円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

エシュロンとは、アメリカが中心になって全世界にはりめぐらした通信傍受ネットワークをさす。電話やファックス、電子メールから通信衛星、海底ケーブルの盗聴などで暗躍。以前はターゲットを軍事機密に限っていたが、冷戦後の現在はアメリカ経済の利益をはかるために企業や民間情報を盗聴し、経済戦争の新兵器と化している。アジア通貨危機や様々な国際取引の裏で見え隠れしながらもベールに包まれていた怪物の正体に迫り、情報戦争の実態を暴く。

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