決断できない日本

文春新書

ケビン・メア

2011年8月19日

文藝春秋

858円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

「沖縄はゆすりの名人」などとレッテルを貼られ更迭された米国務省元高官が明かした事件の真相。対日政策三十年のキャリアをもつ外交官が見た「トモダチ作戦の内幕」「沖縄基地問題の迷走」「日本の政治家たちへの評価」などアメリカ政府の本音を激白する。

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Readeeユーザー

(無題)

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2.9 2018年01月29日

著者のケビン・メアは、東日本大震災に見舞われた日本を米軍が支援する「トモダチ」作戦のために米国務省特別任務班の調整官として日本側との窓口を経験した。その際、福島原発の原子炉冷却のために米国のヘリコプターを借用し、放射能汚染された場合、その保証はどうなるかとの問い合わせで数日費やしたという。今現実に原発と戦って勝たなければならないのに、戦後保証を考えて戦機を逸する指揮官は失格であることが世界の常識なのに、日本の対応は何にか云わん、である。30年にわたって対日外交・日米安全保障政策に関わってきた著者の本音は、考えさせられる。

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