大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

文春新書

池上 彰 / 佐藤 優

2015年10月20日

文藝春秋

913円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

『新・戦争論ーー僕らのインテリジェンスの磨き方』に続く、最強コンビによる第2弾! 今、世界は激動の時代を迎え、各地で衝突が起きています。 ウクライナ問題をめぐっては、欧州とロシアは実質的に戦争状態にあります。 中東では、破綻国家が続出し、「イスラム国」が勢力を伸ばしています。そして、これまで中心にいたアラブ諸国に代わり、イラン(ペルシャ)やトルコといったかつての地域大国が勢力拡大を目論むことでさらに緊張が増しています。 アジアでは、中国がかつての明代の鄭和大遠征の歴史を持ち出して、南シナ海での岩礁の埋め立てを正当化し、地域の緊張を高めています。 長らく安定していた第二次大戦後の世界は、もはや過去のものとなり、まるで新たな世界大戦の前夜のようです。わずかなきっかけで、日本が「戦争」に巻き込まれうるような状況です。 こうした時代を生きていくためには、まず「世界の今」を確かな眼で捉えなければなりません。しかし直近の動きばかりに目を奪われてしまうと、膨大な情報に翻弄され、かえって「分析不能」としかいいようのない状態に陥ってしまいます。ここで必要なのが「歴史」です。世界各地の動きをそれぞれ着実に捉えるには、もっと長いスパンの歴史を参照しながら、中長期でどう動いてきたか、その動因は何かを見極める必要があります。 激動の世界を歴史から読み解く方法、ビジネスにも役立つ世界史の活用術を、インテリジェンスのプロである二人が惜しみなく伝授します。 ■目次 なぜ、いま、大世界史か 中東こそ大転換の震源地 オスマン帝国の逆襲 習近平の中国は明王朝 ドイツ帝国の復活が問題だ 「アメリカvs.ロシア」の地政学 「右」も「左」も沖縄を知らない 「イスラム国」が核をもつ日 ウェストファリア条約から始まる ビリギャルの世界史的意義 最強の世界史勉強法

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2020年10月25日

人類史が始まって以来、中東こそ、常に「世界史大転換の震源地」でした。(P.26) もう一度読む価値あり。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2019年05月24日

人類史が始まって以来、中東こそ、常に「世界史大転換の震源地」でした。(P.26) もう一度読む価値あり。

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