竜馬がゆく 一
文春文庫
司馬 遼太郎
1998年9月10日
文藝春秋
869円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。
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自由奔放で正直な青年
坂本龍馬じゃ。 士農工商という借り着ではなく、人間1匹の坂本龍馬だけが正真正銘と考える彼の思想がとても格好良い。歴史の教科書で習ったような、すごい仲介役という自分の理想像が大胆に裏切られた。情熱溢れる策略家と思いきや、その実態は人の良い、正直者で、真面目で、のらりくらりと生活して、人に愛されるそんな若者だった。 藤兵衛との出会い、さなことの恋愛、桂への告白、冴への断り、郷土でも家老にものをはっきりいう、そして黒船見たさに法律も犯そうとする… そんな自由奔放で自分の生きたいように生きる龍馬が本当に憧れ。 1番好きなシーンは重太郎のために負ける試合。自分の強さを見せつけることもできるのに!その手段を選ばず、相手のメンツを考えてあげられる。なんと器量の大きいお人なのだろう。 そして、安政諸流試合での桂との剣も思わず手に汗握る展開で良い。 歴史小説だと考えて今まで読まず嫌いしていたが、手に汗握るスピーディな展開に思わずのめり込んでしまうほどの面白さ。
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自由奔放で正直な青年
坂本龍馬じゃ。 士農工商という借り着ではなく、人間1匹の坂本龍馬だけが正真正銘と考える彼の思想がとても格好良い。歴史の教科書で習ったような、すごい仲介役という自分の理想像が大胆に裏切られた。情熱溢れる策略家と思いきや、その実態は人の良い、正直者で、真面目で、のらりくらりと生活して、人に愛されるそんな若者だった。 藤兵衛との出会い、さなことの恋愛、桂への告白、冴への断り、郷土でも家老にものをはっきりいう、そして黒船見たさに法律も犯そうとする… そんな自由奔放で自分の生きたいように生きる龍馬が本当に憧れ。 1番好きなシーンは重太郎のために負ける試合。自分の強さを見せつけることもできるのに!その手段を選ばず、相手のメンツを考えてあげられる。なんと器量の大きいお人なのだろう。 そして、安政諸流試合での桂との剣も思わず手に汗握る展開で良い。 歴史小説だと考えて今まで読まず嫌いしていたが、手に汗握るスピーディな展開に思わずのめり込んでしまうほどの面白さ。
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(無題)
龍馬の幼少期から、ゆったりと話は進んでいくか先が気になるため読む手が止まらなかった。これから始まる歴史の序章として面白かった。
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