探偵ガリレオ
文春文庫
東野 圭吾
2002年2月8日
文藝春秋
759円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。
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ガリレオ誕生!
1998年5月発行。湯川学が活躍するガリレオシリーズの記念すべき第一作ですね。本書は短編集となっており、下記五部作の構成となっています。 東野さん本人も言っている通り、科学にフューチャーした作品であり、推理要素は二の次ですね。 第一章 燃える(もえる) トリックがマニアックでとっつきにくいです。犯人のミスリードがあり、推理小説としては楽しめますね。 第二章 転写る(うつる) デスマスクのトリックの伏線回収に重きを置き、犯人についてはおざなりな構成になっています。やはりトリックはマニアックでわかりにくいです。 第三章 壊死る(くさる) 男を誑かす女に訪れる自業自得な末路です。結末が描かれておらず読者に推測させる粋なラストとなっています。 第四章 爆ぜる(はぜる) 読者にしかわからない海水パンツが干されているくだりなどニヤリとする伏線が面白いですね。科学的なトリックも他と比べると分かりやすくなっています。 第五章 離脱る(ぬける) 幽体離脱をテーマとした作品です。推理要素はわりかし薄く、トリックが科学的で分かりにくいですね。
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taboke
(無題)
東野圭吾は0か100か。0でした。
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