赫奕たる逆光

文春文庫

野坂昭如

1991年4月30日

文藝春秋

405円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

焼跡で読んだ短篇に強姦されたような衝撃を受けて以来、深く三島由紀夫を意識し、三島の激賞によって文壇にデビュー、70年11月の突然の自裁まで、さまざまな形で一方的な「恩恵」を受け続けた著者が、父祖の地、幼時体験をはじめとする三島と自らとの数奇な共通項をたどりながら、十七回忌にあえて描いた三島由紀夫の禁忌。

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