
天と地と 中
文春文庫
海音寺 潮五郎
2004年3月10日
文藝春秋
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
越中との戦いで討死した為景に代わり守護代となった長兄・晴景だが、凡庸な器量のためか、国内に争乱が続く。宇佐美定行の許で武将としての修業を続ける景虎は、幾多の合戦で勝利し武名を挙げ、次第に兄弟の仲は悪化する。兄との戦いに勝利した景虎は、天文十八年(1549)弱冠二十歳で長尾家当主となり、越後統一を実現する。
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中巻は長尾家の家督継承から第一次川中島まで
前巻では喜平二景虎の元服までが描かれたが、この巻では長尾家の家督を継承し、戦国大名として名をあげていく。一方で晴景や藤紫、そして武田晴信などの異性に対する描写を醜く描くことで景虎が生涯不犯を決意させることを肯定的に説明しているように思う。 宇佐美定行についてはうん?と思うような気がしていたのですが、ちょっと調べてみると宇佐美定満をモデルとして創出された人物だったんですね。なるほど、乃美の存在もこうすれば破綻なく繋げられるのかと読み終えてから納得しました。 数年前に富山から新潟あたりをめぐったことがあり、その時に耳にした地名が出てきたことで、なんとなく地理感覚もつかめていたのであぁこういうルートを通りながら戦闘があったんだなぁと理解が深まりました。今どきでいうと聖地巡礼なんて言うんでしょうが、やはり場所や地理感覚がつかめると一気に親近感がわくというか、面白くなってきますよね。 前巻の感想でも書きましたが、第四次川中島に向けて下巻がクライマックスですね。
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