白き瓶

小説長塚節

文春文庫

藤沢周平

1988年12月31日

文藝春秋

691円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

37年のみじかい生涯を、人間の世の中に清痩鶴のごとく住んだと悼まれ、妻も子ももたぬまま逝った長塚節。子規にもっともその才を愛されたこの歌よみは、同時に名作「土」を生んだおおきな作家でもあった。旅と作歌にこわれやすい身体を捧げた稀有の人、その生のかがやきを清冽な文章で辿る会心の鎮魂賦。吉川英治文学賞。

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