一下級将校の見た帝国陸軍

文春文庫

山本 七平

1987年8月8日

文藝春秋

726円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

「帝国陸軍」とは一体何だったのか。この、すべてが規則ずくめで超保守的な一大機構を、ルソン島で砲兵隊本部の少尉として酷烈な体験をした著者が、戦争最末期の戦闘、敗走、そして捕虜生活を語り、徹底的に分析し、追及する。現代の日本的組織の歪み、日本人の特異な思考法を透視する山本流日本論の端緒を成す本である。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(7

starstarstarstar
star
4.07

読みたい

6

未読

5

読書中

4

既読

27

未指定

34

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2020年10月25日

一体、日本の将官、指導者に欠けていたのは何なのか、一言でいえば自己評価の能力と独創性・創造性の欠如ではないか。またその前提であるべき事実認識の能力ではないか。(P.287) 自己の戦時中の体験をもとに人間性の内面について鋭く観察したもの

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2019年05月24日

一体、日本の将官、指導者に欠けていたのは何なのか、一言でいえば自己評価の能力と独創性・創造性の欠如ではないか。またその前提であるべき事実認識の能力ではないか。(P.287) 自己の戦時中の体験をもとに人間性の内面について鋭く観察したもの

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください