彗星物語
文春文庫
宮本 輝
1998年7月10日
文藝春秋
792円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
城田家にハンガリーからの留学生がやってきた。総勢十三人と犬一匹。ただでさえ騒動続きの大家族に、あらたな波瀾が巻きおこる。異文化へのとまどい、肉親ゆえの愛憎。泣き、笑い、時に激しく衝突しながら、家族一人ひとりは、それぞれの生の新しい手がかりを得る。そして別れー。人と人の絆とはなにかを問う長篇小説。
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もこりゅう
大きな金木犀のある家に集まった、13人と1匹のちょっとリアルなホームドラマ
絶対読んだ方がいい、といわれたので読んでみた本、第1弾。大きな金木犀のある家に集まった、13人と1匹のちょっとリアルなホームドラマを描いた小説。小学6年生と50代主婦の視点から語られ、ジャストに読みそうな年代の主観をあえて(?)はずしていることで、あくまで客観的にそれぞれのキャラクターに感情移入できそうで、そんなところがおもしろい。おじいちゃんが読んでも、お父さんが読んでも、若者が読んでも、外国の方が読んでも、もう犬が読んだって、それぞれの楽しみ方ができる名作である。 突如、彗星の如く。ハンガリーから留学生のボラージュが城田家にやってくる。親子の、夫婦の、家族の、兄弟の、友達の、恋の模様を、葛藤を、対立を、交流を描きながら、留学生ボラージュは、そしてそれぞれ自身は、いったいなにを得、なにを家族に残していくんかなぁ。。という物語。 家族のありとあらゆる事象が詰まっていて、感慨深くもなるシーンも多々ある。そしてなにより、じいちゃんのかっこよさにほれてしまう。まさに、「ほれてまうやろー!」のごとくである。
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