江戸の海

文春文庫

白石一郎

1995年6月30日

文藝春秋

502円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

三日働いたら三日は釣りをする指物職人岩蔵、暇を持て余している無役の御家人金八郎、頭巾をかぶり屋形船で釣り場に現れる妾おさえー無類の釣り好き三人が沖釣りで風に流されて木更津に漂着する。そこで初めて三人が釣りの動機、身の上話などを語り合う。表題作など、海にまつわる情感溢れる作品十篇。

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