猫を抱いて象と泳ぐ
文春文庫
小川 洋子
2011年7月8日
文藝春秋
814円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。
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美しく優しく温かい時間
マスターとバスの中で交わされる、美しく、優しく、温かい時間。 多分主人公の少年は、そこで時間が止まって欲しいと願ったんだろう。 温かい日差しの中、甘い香りで満ちたその空間で育まれたのは、チェスの技術だけではなかったと思う。 後半に訪れる、外の世界のあまりの残酷さとの対比が辛くて唇を噛み締めながら読みました。 それでもミイラとの出逢いは、彼にとっても何事にも変えられない出来事だったのだろうけども。
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