壬生義士伝 下

文春文庫

浅田 次郎

2002年9月3日

文藝春秋

902円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか”が起こったー義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。第13回柴田錬三郎賞受賞の傑作長篇小説。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

浅田次郎「壬生義士伝」

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2019年12月03日

みんなのレビュー (5)

たきひろ

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2023年07月26日

一言で表現すると「すごい」と思う本。どのパートでも感動できるが一番の泣き所は吉村親子の独白部分。外出先で読んでいると何度か危険な状態に(一人で目を潤ませてしまう)。この本は家で読むのがよさそう。なかなか言葉に言い尽くせないが読み終えた後は余韻に浸り非常に満足した気持ちになった。

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たきひろ

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2022年10月29日

一言で表現すると「すごい」と思う本。どのパートでも感動できるが一番の泣き所は吉村親子の独白部分。外出先で読んでいると何度か危険な状態に(一人で目を潤ませてしまう)。この本は家で読むのがよさそう。なかなか言葉に言い尽くせないが読み終えた後は余韻に浸り非常に満足した気持ちになった。

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古今東西の本棚

(無題)

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3.4 2022年08月11日

大政奉還から始まる戊辰戦争の動乱の中、新撰組は幕府側からも冷遇されるが己れの武士道を全うするために戦地に身を投じていく。吉村貫一郎親子も例外ではなかった。 吉村貫一郎死後の箱館戦争まで話が進んでいきますが、少し余分なエピソードではないかと思ってしまいました。新撰組の最後を描くなら土方歳三の最期を語らなくてはならないのはよくわかるのですが、吉村貫一郎の人生だと蛇足感が否めません。吉村貫一郎自体があまり知られていない人だというのはわかるのですが。そして、息子の人生も物悲しすぎました。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年11月20日

下巻の幕開けは黒い斎藤の続きから。 貫一郎もそうだが聡くて健気な長男・嘉一郎の話がじーんとくる。あちこちいろいろな人びとに、話を聞いて回っている新聞記者らしい人物が誰なのか、正体も最後にはわかるのかとおもっていたので、この辺では予想が外れた。 泣けるというのは必ずしも良い作品の条件とは思わないけれども、久々に心に響いた作品でした。感動に餓えているひとにおすすめする。

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あめさと

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年07月10日

下巻の幕開けは黒い斎藤の続きから。 貫一郎もそうだが聡くて健気な長男・嘉一郎の話がじーんとくる。あちこちいろいろな人びとに、話を聞いて回っている新聞記者らしい人物が誰なのか、正体も最後にはわかるのかとおもっていたので、この辺では予想が外れた。 泣けるというのは必ずしも良い作品の条件とは思わないけれども、久々に心に響いた作品でした。感動に餓えているひとにおすすめする。

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