世に棲む日日 二

文春文庫

司馬 遼太郎

2003年3月7日

文藝春秋

715円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

海外渡航を試みるという、大禁を犯した吉田松陰は郷里の萩郊外、松本村に蟄居させられる。そして安政ノ大獄で、死罪に処せられるまでの、わずか三年たらずの間、粗末な小屋の塾で、高杉晋作らを相手に、松陰が細々とまき続けた小さな種は、やがて狂気じみた、すさまじいまでの勤王攘夷運動に成長し、時勢を沸騰させてゆく。

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あまり

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年07月10日

第二巻において高杉晋作と久坂玄瑞が登場する。前半は松陰中心、後半は高杉中心の記述となっている。密航目的で、下田に碇泊中のペリー艦隊に接近するところから書き起こされ、萩で蟄居中に松下村塾を開き、その後江戸へ送られ刑死するまでの顛末が描かれている。第二巻において、松陰の奇人ぶりはますます際立っている感がする。高杉については、松陰との出会いや、縁談、上海へ洋行、脱藩などなどが書かれている。 司馬先生の歴史小説は心理描写や情景描写はほとんどなく「小説」としてはやや特殊な形式を採っているが、文明や人間社会に対する透徹した眼差しには逐一感じるところが多い。小説とエッセイの混交した形態といったら良いかもしれない。

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