酔って候
文春文庫
司馬 遼太郎
2003年10月10日
文藝春秋
748円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
幕末の混迷期、なす術を知らない三百諸侯のなかで、自らの才質をたのみ、また世間の期待を集めた「賢侯」たち。かれら土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟は「藩主なるがゆえに歴史の風当りをもっともはげしく受け、それを受けることによって痛烈な喜劇を演じさせられた」。
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(無題)
鍋島閑叟の徹頭徹尾、藩主に従順を強要した葉隠武士道を完全否定し、大隈重信が早稲田大学をつくったって知らなかったのですが、なるほどと思いました。この鍋島閑叟や山内容堂のような生まれだけがよい変な帝王学を持った人、こういうタイプの社長って一定数いると思いますが、こういう会社では働きたくない、もし辞める権利がないと地獄だなと思ってしまいました。
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