泥ぞつもりて
文春文庫
宮木 あや子
2014年4月10日
文藝春秋
682円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「余はこれから何人の女を抱かねばならぬのだろう」-時は平安。清和、陽成、宇多、若くして即位した天皇たちはそれぞれに孤独な屈託を抱えていた。そして、後宮の女たちは、そんな主上のお訪いを来る夜も来る夜もただひたすら待つのだった。いつの世も変わらぬ、身を滅ぼさんばかりの物狂おしい恋情を描いた時代絵巻誕生。
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