無双の花

文春文庫

葉室 麟

2014年7月10日

文藝春秋

693円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

島津勢の猛攻に耐え、駆けつけた秀吉に「その剛勇鎮西一」と誉め称えられた立花宗茂は、九州探題大友家の元家臣であったが、秀吉によって筑後柳川十三万石の大名に取り立てられた。関ケ原の戦いで西軍に加担した宗茂は浪人となったが、十数年後領地に戻れた唯一人の武将となった。その半生を描く話題作。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2022年01月17日

豪放磊落、己の信ずるがままに生きる。こんな幸せで気持ちの良い生き方はない。本書はそんな生き方をした男の物語である。名を立花宗茂という。豊後大友氏の家臣高橋紹運の長男として生まれ、十五歳で大友氏の重臣・戸次道雪の娘誾千代の婿養子となり、同時に立花山城主となる。秀吉の九州平定の折り、秀吉から「その忠義鎮西無双、剛勇また鎮西無双の」と激賞されたのが出世の糸口であった。戦功により柳川の大名に大抜擢されるも関ヶ原で西軍に加担したため改易、浪人の日々を送る。が、20年後に旧領柳川の大名に奇跡の復活をとげるまでの物語である。

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立花の義とは裏切らぬということ

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3.6 2020年02月20日

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