
ニューヨークの魔法をさがして
文春文庫
岡田 光世
2015年5月8日
文藝春秋
671円(税込)
小説・エッセイ
ありのままに生きたいから、魔法の一冊は私の“お守り”。ベストセラー「ニューヨークの魔法」シリーズ、待望の第6弾! スーパーのレジで著者のカゴをのぞき込み、「セール品のオレンジジュースと取り替えてきな」と言うおばさん。列車でクラッカーを食べていると、隣の男性がバッグからペットボトルを取り出し、「どうぞ。喉につかえますよ」と手渡す。ホームレスがバスに乗り込み、あちこちのポケットから小銭をかき集める。ついに運賃に達すると、「やったね!」という運転手の声に乗客たちが拍手を贈る。皆が自由に生きているのに、心が触れ合う街。さりげない優しさに心が軽くなり、人も自分も愛おしくなる。ジョン・レノンが「イマジン」で歌う理想郷は、きっとこの街にある。映画のひとコマのような、著者の撮り下ろしの写真も満載。 【NYの魔法シリーズ】 人とのささやかな触れ合いを、ニューヨークを舞台に描くーー。NYの小粋な言葉があふれる魔法の本たち。どの話にも、簡単なのに心に響く英語のフレーズが入っている。どの本から読んでも、胸を打つ! 「売れてる本」(朝日新聞)、「ポケットに1冊」(読売新聞)など人気書評コラムで取り上げられた話題のシリーズ。 第1弾『ニューヨークのとけない魔法』 第2弾『ニューヨークの魔法は続く』 第3弾『ニューヨークの魔法のことば』 第4弾『ニューヨークの魔法のさんぽ』 第5弾『ニューヨークの魔法のじかん』 第6弾『ニューヨークの魔法をさがして』 【シリーズ読者の声】 「大丈夫。もっと楽な気持ちで人と接してごらん。そう背中を押してくれる」 「心をわしづかみにされた。自分もこんなふうに生きてみたい」 「いつもこの本に戻ってきたくなる。心が落ち着く、まさに魔法の本!」 「笑いと涙。切なく温かい。英語も学べ、小学生の孫も夢中になって読んでいた」 【書評 第三文明】 ジュースの瓶の蓋を開けられない人を見て、隣の人が黙って手を差し出し、蓋を開け、また黙って返すーー。どこか孤独で冷たいイメージのある大都会・ニューヨークの街角で、こんな心温まる交流があることに驚かされる。どのエピソードも短編映画を見ているかのように、情景が目に浮かび、読み手の心をほぐす。カフェや公園、電車内など、見知らぬ誰かがいる所で読んでいただきたい。きっとそばにいる誰かに声をかけてみたくなるだろう。 【書評 日本経済新聞】 孤独な大都会のイメージが強いニューヨーク。現実には、見知らぬ同士が出会った瞬間に会話が弾んで友人になったり、お節介なまでに面倒をみたりする熱い人情が息づく。米国滞在が長く、今もニューヨークと日本を行き来する女性ジャーナリストが、自らの出会いと出来事、不幸に負けずに生きる人々など、「ちょっといい話」を軽妙に描いたエッセイ集。
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