蘭陵王の恋

新・御宿かわせみ 4

文春文庫

平岩 弓枝

2015年10月9日

文藝春秋

638円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

るいの娘・千春に春の予感……。 子供たちの成長がまぶしい「明治のかわせみ」第4弾! 千春の兄・麻太郎のイギリス留学時代の友人・清野凛太郎が帰国、「かわせみ」に姿を現わす。千春の琴の音をきっかけに、二人は互いに思いを募らせていく。凜太郎は御所に仕える楽人であった。身辺あわただしい中、凜太郎は侯爵家の園遊会で、るいと千春、麻太郎に見守られ、舞楽「蘭陵王」を見事に舞ってみせた。 「蘭陵王」とは、清国の南北朝時代、才知武勇にすぐれ美男の誉れ高い北斉の蘭陵の王子が、戦の時は龍の仮面をつけて優しい美貌を隠して挑んだという、その逸話にちなんだ雅楽。華やかな中にも哀愁の漂う曲である。 表題作ほか、「イギリスから来た娘」「麻太郎の友人」「姨捨山幻想」「西から来た母娘」「殺人鬼」「松前屋の事件」の全7篇を収録。

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