色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

文春文庫

村上 春樹

2015年12月4日

文藝春秋

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

多崎つくるは、鉄道の駅をつくるのが仕事。 名古屋での高校時代、4人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、4人から絶縁を申し渡された。 何の理由も告げられずに……。 死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか、真相を探るべく一歩を踏み出し、旅に出るーー。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(105

starstarstar
star
3.84

読みたい

35

未読

49

読書中

3

既読

441

未指定

359

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (10)

Readeeユーザー

素晴らしい

starstarstarstar
star
4.6 2025年06月23日

なぜあれほどまでに完璧であった5人の結束がある日くずれ、4人から絶縁されるまでになったのか。その真相から紐解かれる、色彩を持たない田崎つくるの死と回生の物語。 自分はどのような価値を持っているのか、鋭い内省と著者の言葉を失った死人への洞察から得る喪失感がひしひしと伝わってくる、また、さらにそれに対して私たちは、どう抗い生きていかなければいけないかを表現した至高の傑作。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

2025年06月07日

★村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。基本的に文庫になってから購入するようにしているのでやっと読んだ!かなり読みやすい。春樹作品に独特のパラレルワールドのモチーフが「巡礼」という別の形に変換されてる印象。主人公「つくる」に与えられた乱暴とも言える「喪失」は、震災の影響もあるのかもしれない。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

2020年02月16日

p.28「限定された目的は人生を簡単にする」 p.61 灰田「限定して興味を持てる対象がこの人生で1つでも見つかれば、それはもう立派な達成じゃないですか」 p.122 沙羅「〜過去と正面から向き合わなくてはいけない。自分が見たいものを見るのではなく、みなくてはならないものを見るのよ。そうしないとあなたはその重い荷物を抱えたまま、これから先の人生を送ることになる。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

(無題)

2025年08月25日

多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

2025年05月23日

★村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。基本的に文庫になってから購入するようにしているのでやっと読んだ!かなり読みやすい。春樹作品に独特のパラレルワールドのモチーフが「巡礼」という別の形に変換されてる印象。主人公「つくる」に与えられた乱暴とも言える「喪失」は、震災の影響もあるのかもしれない。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

2025年01月10日

Shiho

割と好き

starstarstarstar 4.0 2024年03月05日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar
star
4.3 2020年04月21日

不思議すぎて引き込まれる。 読み終わっても、ハッキリと何かを言えることはない。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください