
犯罪の大昭和史 戦前
文春文庫
文藝春秋
2016年12月1日
文藝春秋
1,078円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
「血盟団事件」「五・一五事件」「二・二六事件」「張作霖爆殺事件」などの歴史的大事件から「猪熊事件」「玉の井バラバラ殺人事件」「喫茶店青酸カリ事件」「首なし事件」(犯人は女性の頭の皮を被って自殺)「岩の坂もらい子殺し事件」「死のう団事件」「坊主のうんこ大不敬事件」「煙突事件」など、暗い時代に輝く事件についての解説、当事者のインタビュー、対談、鼎談を収録。 「九大生体解剖事件」は遠藤周作「海と毒薬」の元ネタ。津山三十人殺し事件は、横溝正史の「八つ墓村」、松本清張「闇に駆ける猟銃」のモデルともなった。これら昭和の犯罪を通して、執筆陣も豪華。永井荷風、大宅壮一、鶴見俊輔、阪口安吾、岡田嘉子、緒方竹虎、上坂冬子、尾崎一雄、平野謙など50人以上。 小沢昭一と説教強盗・妻木松吉の対談、坂口安吾と阿部定の対談では、坂口安吾が阿部定に「お定さんの刑期は七年だか五年だか、どう考えたって長すぎる。僕はせいぜい三か月か半年、それとも執行猶予ぐらいのところと思っていた」といった具合に何とも言えないおもしろ発言が飛び出す。昭和の犯罪史を知る一冊。
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