烏百花 白百合の章

文春文庫

阿部 智里

2023年5月9日

文藝春秋

759円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

大人気和風ファンタジー「八咫烏シリーズ」の外伝第2弾! とんでもない意気地なし、と噂の少年・雪哉に剣の指導を頼まれた腕に覚えのある市柳は、おびえる雪哉に自信満々で打ち込むが、まもなく違和感を覚え始めるーー(「ふゆのことら」) 貴族の少年たちが、父の跡を継いだ職人が、全身全霊で守りたいものとは何か。 山内に生きる人々の幸せを誓った彼、そして、権力闘争のはざまに育つ姫君の心の奥にある思いとは……。 読者の胸を刺し貫く魅力でベストセラーとなった、和風ファンタジー「八咫烏シリーズ」震撼の第2部へと橋をかける必読の8編。 文庫化名物・著者自身による解説付き。 かれのおとない ふゆのことら ちはやのだんまり あきのあやぎぬ おにびさく なつのゆうばえ はるのとこやみ きんかんをにる 文庫あとがき

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Readeeユーザー

(無題)

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3.6 2023年11月27日

かれのおとない。みよしは嫁ぐ。亡き兄、茂丸の思いを雪哉に託し。ふゆのことら。不遜な市柳に振り下ろされる雪哉の順刀。ちはやのだんまり。結が選んだ男との交際を明留と兄の千早は許すのか。あきのあやぎぬ。亡き夫の借金のために側室となった環。おにびさく。亡き父のあとを継いだ登喜司の鬼火灯籠。なつのゆうばえ。夕蝉の若き頃。弟、融を見つめる目。はるのとこやみ。音でつながる倫と浮雲。怜は双子の弟と姫を愛した。きんかんをにる。金烏親娘の干し金柑作り。あとがき。古き善き山内の記憶。このあと第二部第二巻が待っている。

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みずたま

(無題)

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3.9 2023年08月15日

いろいろと切ない。山内の状況が下降線なんだからそりゃハッピーなわけはないのだけど。どうして雪斎はあんななっちゃったの?治真くんがまだそばにいるんだから信じてて良いのよね?金柑って飴しか食べたことないのだけど、生では食べられないのでしょうか?

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