魔空戦弾（2）

自ら所有する帆船“シードラゴン”を駆って、犬吠埼の東方、日本海溝の真上にいた雑賀財閥のオーナー・呑龍は、突然襲った海底地震のなか、未知の巨大生物を目撃する。体長５メートル、全身を剛毛におおわれた奇怪な巨獣は、呑龍を襲撃したが、危く難を逃れ、三浦半島・城ヶ島のドックに戻った。が、城ヶ島も地震にみまわれ呑龍は、不気味な予感にとらわれる。折から、呑龍が巨獣に襲われた海域で、十兆円相当の白金とダイヤモンドを積んだ“ロイヤル号”が消息を絶ったという報せが入った！呑龍の調査が始った…！？